筋膜とは?筋膜の解説

筋膜とは?筋膜の解説

筋膜について解説していきます。

最近では筋膜リリースや筋膜ケアといった言葉をテレビや雑誌などで聞く機会が増えています。また、それをサービスとして提供しているお店も目にするようになりました。

今回の記事ではそもそも「筋膜とは?」「筋膜って?」という方に向けて、解説をおこないます。

筋膜とは?筋膜の解説

筋膜とは英語ではfasciaと表記されます。このfasciaとは何なのか解説していきます。

定義としては「人体に広がる結合組織の軟部組織成分」(Findley&Langevin, 2009)と紹介されています。

筋膜=結合組織のうちの軟部組織の部分だということです。

はて、結合組織のうちの軟部組織

これらの言葉も解説が必要そうですね。

では、結合組織とはなんでしょう?

結合組織とは?結合組織の解説

結合組織とは英語ではconnective tissueといい、

これに分類される組織は次の様な類似点を持っています。

  • 構造の支持に関与する。
  • 中胚葉に由来する。
  • 不活性な組織である。

そして、結合組織は2つに分類されています。

  • 固有結合組織(器官や上皮を保持、靭帯や腱を形成、脂肪細胞で構成される組織、リンパ器官を支持)
  • 特殊結合組織(血液、骨、軟骨)

これって、実は細かく定義された分類ではなく、

他の組織に当てはまらない組織をまとめた大きなカテゴリーです。

つまり、結合組織とは神経組織、筋組織、上皮組織以外のものである。ということが言えるでしょう。

次に、軟部組織について。

軟部組織とは?軟部組織の解説

軟部組織とはなんでしょう?

簡単にまとめると、

  • 骨組織を除く結合組織(腱、靭帯、膜、皮膚)
  • 血管、横紋筋、平滑筋、末梢神経組織

以上のことを踏まえると、いわゆる筋膜とは何なのか?

筋膜の正体を分かりやすく解説!

では、これが筋膜の正体。

最初に筋膜とは「人体に広がる結合組織の軟部組織成分」(Findley&Langevin, 2009)と紹介しました。

はい、これを先ほどの解説に当てはめていきます。

人体に広がる神経組織、筋組織、上皮組織以外の組織の骨以外の成分。

要するに、全ての組織、細胞を結合し、支持するもの。

というわけで、筋膜って随分幅広くご活躍されているわけです。

筋肉を包んでいる膜はもちろん筋膜ですが、内臓を腹腔内の収めて、支持しているのも筋膜。

その筋膜が全身を包んでいるのです。

これだけ広範囲に渡り、分布している組織が運動学的に体への影響がない方が不自然だと考えます。

SyncBodyでの取り組み

パーソナルセッションでは筋膜の機能についても評価、介入しております。

筋膜の連結、流れを評価しながら、カラダ全身の動きを整えていくことを目的としています。

筋膜の役割や筋膜の人体への影響はこちらの記事から

オススメの筋膜の専門書を紹介しています

4 Comments

歯の周りの痛みと筋膜の関係性についての解説 | らく〜に心体を動かすために:SyncBody へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です